超純水装置はセルフチェックが重要です。定期メンテナンスでのチェックとあわせて長期休暇前のセルフチェックも欠かせません。ここでは、定期メンテナンスと長期休暇前におこなうべきセルフチェックを紹介します。
超純水装置は、定期メンテナンスが不可欠です。活性炭フィルターやRO膜、イオン交換樹脂、UVランプ、エアベントフィルターといった消耗品が使われていて、劣化したまま使用すると、水質低下につながります。主なメンテナンス内容は消耗品の交換です。消耗品交換時には注意したいポイントがあります。定期メンテナンスについては別記事で詳しく紹介しているので参考にしてください。
また定期メンテナンスの他にも、長期休暇前におこなうべきセルフチェックがあります。以下で詳しく確認していきましょう。
休暇前のチェック項目は次の3点です。
まず、電源を切ってください。次に水道の元栓を締めます。漏水や逆流を防止するための処置です。電源と元栓をチェックしたら、タンクを確認しましょう。休暇前は、タンクを空にします。タンク内に貯留した水は菌が繁殖している可能性が高く、休み明けに使うことができません。純水は特に菌が繁殖しやすいので注意してください。休み明けまで残してしまうと、洗浄などの作業が大変です。休み明けの作業を減らすためにも、タンク内に水が残っていないことを、確実にチェックしておきましょう。最後に、配管内をチェックします。タンク内の水と同じ理由で、配管内も水抜きが必要です。配管内の水抜きは、菌の繁殖防止だけではなく、凍結の防止でもあります。配管の水抜きに不安がある場合は、販売店に相談してください。
超純水装置の休暇後のセルフチェックでは、以下の対応を行います。
使用前に十分な循環処理と処理水ブローを実施してください。長期間使用していない装置内で菌が繁殖している可能性があります。また装置運転直後の超純水や一次生成水はTOC値が下がりにくいので、水質を立ち上げてから採水を行います。
休暇後の点検としては、あわせて以下の項目もチェックしてください。
装置の異常を早期に発見し、安定した水質を確保することができます。必要に応じて、専門業者によるメンテナンスを検討しましょう。
「工事のために装置を一旦停止したところ、水質が元に戻らない」というトラブルがあります。このトラブルの原因のほとんどは、工事後の供給水に大量の不純物が含まれてしまったことです。工事前に装置と水道の接続を断つことで水質トラブルが防げます。出始めの水を十分流し切ってから装置につなぐことも重要です。
超純水装置は、日常的なメンテナンスだけでなく、長期休暇前後にも注意が必要です。長期休暇前にはタンク内や配管内に水を残さず、電源を切り、水道の元栓を締めておきましょう。休暇後に稼働させる際は、使用前に十分循環処理と処理水ブローをおこないましょう。装置を適切に管理することで、業務の中断リスクを減らせます。
ここでは編集チームが独自に調査した会社から、メルク社のMilli-Qに匹敵する優れた性能の超純水製造装置を扱うメーカーを、特におすすめできる機種とともにご紹介しています。
気になる機器が見つかったら、リンクボタンから直接問い合わせるか、出入りする理化学販売店の営業担当にご相談してみてください。


選定条件:Google検索「超純水製造装置」で検索した結果から、ラボ向けの超純水製造装置を自社開発している、もしくは海外メーカーの公認輸入代理店であることが公式サイトに記載されている全8社を調査(2024年5月17日調査時点)
・アドバンテック東洋(RFU)の選定理由:8社の内、全国に網羅している営業所・サポートセンター・特約店の数が調査時最多で、施工や工事を請け負うグループ会社を有している(2024年5月17日調査時点)
・オルガノ(ピューリック)の選定理由:8社の内、公式サイトに掲載されたラインナップの超純水精製水量の幅がもっとも広い(2024年5月17日調査時点)