高精度な分析を行うためには、非常に純度の高い超純水が求められます。しかし、さまざまな理由によって水質の劣化が発生することがあります。その中でも、ここでは超純水製造装置によって起こる可能性がある水質の劣化についてまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
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超純水製造装置を使用する上では、注意すべき問題点がいくつかあります。ここでは、以下の3つの問題点についてまとめています。
一つ目の問題点が、超純水製造装置そのものが汚染源となってしまう可能性です。超純水は強い抽出力を持っています。装置の接液部分が超純水にさらされることで、部材の表面から不純物が溶出してしまい、汚染源となってしまう可能性があります。また、不純物を除去するために用いられているフィルターや超純水カートリッジであっても、溶出によって汚染が起こるケースもあります。
二つ目の問題点が、モニターに表示されている値と実際の水質が乖離している可能性や、水質表示のタイムラグが発生する可能性です。たとえモニター上で高感度分析に適した水質であると示されていても、実際には残存物質によって分析に影響が生じる場合があります。モニターにて異常値が表示されていない場合、水質の劣化に気づきにくい点があり、分析に影響を与える可能性が出てきてしまいます。
また、水質表示のタイムラグが発生してしまう場合、リアルタイムでの水質変化が捉えられなくなってしまい、表示されている水質と採水した超純水の実際の水質に差が生じてしまう恐れがあります。
三つ目の問題点が、供給水の水質劣化が発生する可能性や水質維持の難しさです。これは、純粋貯留タンクに長い時間貯留することや供給配管にトラブルが発生し、超純水装置に供給される水の水質が劣化してしまう可能性があります。超純水は製造した直後から水質の劣化が始まるので、使用する場所での製造が必要であり、管理が煩雑になります。
こちらの記事では、3つの超純水製造装置における問題点について解説してきました。いずれも超純水装置を使用する上で見過ごされがちな問題です。しかし、いずれも実験結果に影響を与える可能性があるので、十分な注意が必要です。
ここでは編集チームが独自に調査した会社から、メルク社のMilli-Qに匹敵する優れた性能の超純水製造装置を扱うメーカーを、特におすすめできる機種とともにご紹介しています。
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選定条件:Google検索「超純水製造装置」で検索した結果から、ラボ向けの超純水製造装置を自社開発している、もしくは海外メーカーの公認輸入代理店であることが公式サイトに記載されている全8社を調査(2024年5月17日調査時点)
・アドバンテック東洋(RFU)の選定理由:8社の内、全国に網羅している営業所・サポートセンター・特約店の数が調査時最多で、施工や工事を請け負うグループ会社を有している(2024年5月17日調査時点)
・オルガノ(ピューリック)の選定理由:8社の内、公式サイトに掲載されたラインナップの超純水精製水量の幅がもっとも広い(2024年5月17日調査時点)